Windows10にVisual Basic(VB6)開発環境を作ってみた

2019.04.26

CATEGORY : 雑記

こんにちは、テラソル@直桜です。

Windows10上でVB6開発環境を構築する必要があり

ネット検索すると色々手順等の情報が公開されていますが

自分のための備忘録的な感じでまとめてみようと思います。

インストール環境

  • Windows10 pro Version 1809(64bit)
  • Visual Basic 6.0 Enterprise Edition

作業手順

  • VB6のセットアップ
  • VB6 SP6の適用
  • VB6 SP6 累積的な更新プログラム適用
  • VB6起動、動作確認用プロジェクト作成

1.VB6のセットアップ

VB6のsetup.exeを「管理者として実行」で起動

セットアップ方法までは普通に進める

セットアップ方法は「カスタム」を選択し表示されたオプションから

「データアクセス」のチェックを外す

チェックを外したらセットアップ開始

セットアップが完了すると再起動を求められるので「Windowsの再起動」を選択

再起動後、自動的にセットアップが起動するので

「MSDNのセットアップ」が必要な場合はチェック入れてセットアップする(私はチェック外しました)

サーバー製品のセットアップも必要なものを選択しセットアップ(不要なので未選択にしました)

「今すぐ登録」のチェックを外して「完了」をクリック

チェックをつけて「完了」をクリックしてもページは表示されないようです

2.VB6 SP6の適用

MicrosoftのサイトからVisual Basic 6.0 Service Pack 6をダウンロードしファイルを保存

ダウンロードした「Vs6sp6B.exe」を起動しファイルを展開

展開したフォルダにある「setupsp6.exe」を「管理者として実行」で起動

セットアップウィザードが表示されたら、「継続」でセットアップ

途中で置き換え確認が表示された場合は、任意の選択をする

(私は「いいえ」を選択し、既にあるものを残しました)

3.VB6 SP6 累積的な更新プログラム適用

MicrosoftのサイトからMicrosoft Visual Basic 6.0 Service Pack 6 累積的な更新プログラムをダウンロードしファイルを保存

ダウンロードした「VB60SP6-KB2708437-x86-JPN.msi」を起動

使用許諾が表示されるので、内容確認後「同意する」を選択

セットアップが開始され、完了メッセージが表示されたら「完了」をクリック

4.VB6起動、動作確認用プロジェクト作成

インストール完了後、いよいよVB6を起動

起動時の注意して、初回起動時は「管理者として実行」で起動すること

システムレジストリへのアクセスエラーやオートメーションエラーになるみたい

起動後、ボタンを押したらメッセージボックスが表示される

簡単なものを作成し実行

問題なく動作することが確認出来た

ちなみに、既存プロジェクトを開くと、「MSCOMCTL.OCXを読み込めません」と

メッセージが表示されることがあります

「Microsoft Windows Common Controls」等のコンポーネント参照が外れた状態で

プロジェクトが読み込まれてしまうためにエラーになるっぽい

回避方法として、VBPファイルをメモ帳などのエディターで開き

「Object={XXXXXX}#2.2#0; MSCOMCTL.OCX」行の「#2.2」を「#2.0」に変更し保存

保存後、プロジェクトを開くと問題なく起動される

 

長々と書きましたが、結果的に手順さえ間違えなければ普通に環境構築出来るのかなと

業務レベルでの検証はもう少し必要ですが、その辺の話はまた次回以降