【ラップ塗装】GCコントローラーをスプレーで塗装してみた
2021.05.31
CATEGORY : 雑記
こんにちは、あんみんどうふです。
皆さん、ゲームキューブというゲーム機をご存知でしょうか。四角い形をしていて意外とずっしりとした重量があり、後ろには何故か持ち手が付いている、任天堂製のゲーム機です。巷では鈍器と呼ばれています。
CPU・グラフィック性能が前世代機であるニンテンドー64よりも大幅に上昇した家庭用ゲーム機で、今でも絶えない人気を誇るゲームが数多く発売されました。
例を挙げると「ピクミン」、「ゼルダの伝説 風のタクト」、「カービィのエアライド」、「ポケモンコロシアム」等々。最近になってSwitchでHDリマスターされた「スーパーマリオサンシャイン」も有名ですね。この作品は2002年に発売されて・・・え?2002年!?今から19年前!?!?嘘だろ・・・。
取り乱しました。今回はゲームキューブのコントローラーの塗装をしたので備忘録という形で書き綴りたいと思います。
ゲームキューブ?なんで今更?
スマブラで使っているコントローラーだからです。
スマブラSP(大乱闘スマッシュブラザーズSP)というゲームがSwitchにあるのですが、対応しているコントローラーの中で最も使用感が良いコントローラーがこれなんです。有線なので操作のラグも少なく、電池残量の心配もない、そして安価。約20年ほど愛され続けているコントローラーです。
いつも使うコントローラーをかっこよく塗装して使うと気分が上がりますよね!
用意するもの
必須!
- ゲームキューブコントローラー
まずこれがないと始まりません。スマブラ仕様のものが新品で約2000円で売ってます。
家に眠っているコントローラーや、中古・ジャンク品でも構いません。
- プラスドライバー、Y字ドライバー
プラスドライバーはお家にあると思いますが、任天堂製のコントローラーは容易に分解させたくないのか、Y字のネジが使われていることが多いです。注意。
私はAmazonで200~300円ぐらいのを単品で購入しましたが、ホームセンター等でも特殊ドライバーセットみたいな感じで売っているかも。
- 紙やすり(600番~)
紙やすりに限らず鉄でもなんでもいいですが、紙なら安価で用意しやすいです。ガッツリ削ったりツルッツルにするわけでもなく、軽く傷をつける程度なので600番辺りが安定です。
- 中性洗剤
食器用でOKです。塗装したコントローラーに汚れ等が埋め込まれてたら衛生的に嫌ですし、凸凹が生まれるのでうまく塗装できません。コントローラーには垢やホコリが溜まりがちなので、中性洗剤で洗浄しましょう。紙やすりで発生した削りカスも洗い落とせるので一石二鳥です。
- カラースプレー(ラッカー)
プラモ等に使えるラッカースプレーを使います。私はDCMやミスターホビーのスプレーを使いました。1本500円程度。
よく確認せずにスプレーを買うと「ラッカーだと思ったらポリカーボネートスプレーだった」ということがあるので注意しましょう。私は一度やらかしてます。
- サーフェイサー(下地プライマー)
塗料を乗せやすくするための下地塗料です。完成後の剝がれ等を防止します。とりあえずミスターホビー製の「Mr.サーフェイサー」を使えば間違いありません。
ホワイトやグレー等、色付きのものを使うとしっかり塗れたかどうか確認しやすいです。
- トップコート
塗って乾いた後、最後の仕上げに塗る塗料です。表面を保護する上に見た目もかっこよくなります。
基本的にはつやあり、つや消しの2種類があるのでお好みで。今回はつや消しを使います。
- 塗装環境
基本、室外で行いましょう。スプレーはシンナーを吹きまくるので臭くて仕方がないですし、毒性も持っています。
どうしても室内で行う場合、窓全開で換気し、壁や床に塗料が付着しないよう新聞紙やブルーシートを敷き詰めて行いましょう。
- 手袋(軍手、ゴム、ビニール等)
結構汚れるので使い捨てのものを用意します。
コスパはビニール、耐久性は天然ゴム。
- 晴れの日・時間
晴れてないと乾きづらく、雨の日なんかだとせっかく吹いた塗料がドロドロになってしまうかも。晴れの日を選びましょう。
また、乾燥させる時間が結構かかるので1日分くらいあった方が余裕を持ってできます。待ち時間をつぶすためにゲームもあればいいですね~。ゲームしましょゲーム。
お好みでどうぞ
- ラップ
「サランラップ」でも「クレラップ」でもなんでもいいです。ラップ塗装を行う場合は必要です。
この後行いますが、ラップ特有のかっこいい模様を付けたい時に使います。
- マスキングテープ
塗装箇所によって色を変えたい時や模様をつけたい時に必要です。
今回は使いませんが、今後いろいろ塗装する予定の方はあって損はないと思います。
- マスク
スプレー吹いてると当たり前ですが超シンナー臭いです。
私は家に塗装用マスクがあったのでこれを使っています。
塗装手順
1.分解
コントローラーを分解し、外装のみの状態にします。
後ろのY字ネジを全部取って、LRボタンのカバーのプラスネジも取ります。旧仕様のコントローラーにはカバーが無いものもあります。
2枚目の画像よく見ると完成品がチラッと映ってますね。
実は分解中の写真を撮り忘れたので別のコントローラーを分解して撮影しているのです・・・。
カバーを外したらLRボタンを外します。ボタンを押し込んで手前にずらすと外れます。
外す時に押さえていないと外れた瞬間に中のバネが射出され、何処かに行ってしまうので注意。実際にやらかして一度バネを探す羽目になりました。
基盤を持ち上げて、ボタンを全部取ります。画像2枚目のゴムの下に各種ボタンがあります。STARTボタンとそのゴムはかなり小さいので無くさないよう注意!
ちなみに取らなくてもいいですが、左スティックとCスティックは基盤に付いています。引っ張ると取れます。
2.紙やすりで削る
用意した紙やすりで外装の表面全体を削ります。削ることで塗料が乗りやすくなります。目安としてはコントローラー前面のロゴが消えるぐらいが良いらしいです(スマブラ仕様であればスマブラロゴ、旧仕様であればNINTENDO GAMECUBEと書かれたロゴ)。
ここまでやってしまったらもう後戻りはできませんね。どんどんいきましょう。
3.洗浄する
汚れを落とすほか、やすり作業で出た削りカスを洗い落とします。ついでにボタン等も一緒に洗浄しましょう。
私が使っていたコントローラーのボタンは殆ど汚れが目立たない状態でしたが、十字ボタンだけは明らかに汚れていました(写真右)。きったねぇ!
バケツを用意してコントローラーが浸かりきるぐらいの水を入れ、中性洗剤を適量入れます。そこにコントローラーとボタンをぶちこみます。
このまま15分ほど放置し、終わったら水を捨てて流水で洗剤を落としましょう。汚れがひどい場合はブラシでこすると取れます。
一通り終わったらタオルで水をふき取り、自然乾燥させます。1時間ぐらいで十分ですかね?私は前日の夜にここまでの作業をしていたので、寝ている時間で乾燥させました。
ついでに別のコントローラーも一緒に洗浄しました。
4.下地塗装
ここでようやく塗装に入ります。その前に、塗装しやすいようにコントローラーに持ち手を付けましょう。
写真では割り箸をセロハンテープでくっつけていますが、後々剥がれたのでガムテープ等粘着力の強いテープで付けた方が良いです。
準備ができたら、サーフェイサーをコントローラーの表面全体に吹き付けます。スプレーを吹くときは15~20cmぐらい離しましょう。
塗り終えたらまた乾かします。15~30分ほど。
5.本塗装
同じ要領で黒のカラースプレーを使って塗ります。元のコントローラーと同じ黒でもよりかっこよく見えますね。塗る分塗ったら毎回乾かします。
そしてここで特殊な塗装をします!ラップ塗装です。今回はクレラップを使用していますが、キッチン用品のラップなら何でもいいです。
ラップを適量出してぐしゃぐしゃにしたものにシルバーのスプレーを吹きます。あとはラップをコントローラーにスタンプするだけでいい感じの模様が出来上がります。
更にこの上から重ね塗りします。クリアレッド、クリアブルーのスプレーを使って塗装します。
最高ですね。思い描いてた通りのカラーリングにできて満足です。赤黒青めっちゃいいですよね。
乾燥したら最後にトップコートを全体に吹き、乾燥させたら塗装は完了です。
塗装用マスク、塗装前と塗装後でかなり変色してました・・・。ありがとうマスク。
6.完成!
分解の逆の手順で組み立てて完成です!
私だけのオリジナルコントローラー、いいでしょ~!
ここまで作ってきて特に目立った失敗はありませんでしたが、強いて言えば表と裏のトップコートの具合が違った点ですね。写真ではわからないですが、裏面は丁度いいつや消し具合に対し、表面は少し吹きすぎてしまい若干テカテカした感じになりました。そこまで気になりませんが、また作るときに意識しようと思います。
以上あんみんどうふでした。スマブラしたくなってきた。