あんみんどうふです。
ゲームを日課にしている身ですが、コンシューマーだけではなく最近はPCのゲームで遊ぶ機会も増えています。なんとかペックスレジェンズとかいう、銃を拾って撃ち合うゲームでよく遊びます。
こういう対戦系のゲームはPCの性能によって遊びやすさが大きく変わるので、なるべく良いパーツでPCを組むことを心掛けています。
最近ではCPUを「Ryzen 5 3500」から「Ryzen 9 5950X」(以下、5950X)に大幅グレードアップしました。かなりのハイエンドCPUのようで77000円しました。
CPUを換装して数日、やたらとPCのファンが回る音が大きく聞こえます。ゲームをしている時はファンの回転数が増えるので熱を持っていると思い、試しにCore TempというアプリでCPUの温度を確認してみます。
Core TempはCPUの温度をリアルタイムで簡単に確認できるフリーソフトです。海外製ですが日本語に対応しておりUIもシンプルで非常にオススメ。
計測の結果はなんと「90度」・・・。5950Xの最大温度です。
これに達すると安全装置が働き、無理矢理にでも冷やすためにCPUのクロック数が自動的に下げられます。要するに性能が落とされてしまいます。
便利ですごいけどそれどころじゃない。
これでは換装した意味がないどころか、CPUに負担がかかり寿命を縮めてしまいます。
いろいろ調べてみた所、5950Xは性能が高い故に空冷ではなかなか冷やしきれないそうで、液体で冷やす「水冷」が効果的なようです。
というわけで今回は「簡易水冷」というものを使ってCPUを冷やしまくりたいと思います。
簡易水冷
簡易水冷はクーラーから管が通っており、CPUの熱によって温まった冷却液は管を通じて「ラジエーター」(画像の四角いやつ)へ流れます。
ラジエーターではファンからの空気で冷却液が冷やされ、クーラー側へ戻っていきます。この繰り返しです。
冷却液や管を自分で用意する「本格水冷」というものもあるらしいですが、パーツ水没等のリスクが大きいことやメンテナンスが面倒なこと、何より私自身が水冷初心者ということもあって見送ることにしました。
このラジエーターですが、デカければデカい程ファンを付けられるので冷却効率が上がります。ハイエンドCPUを買ったからにはしっかりと冷やしきりたいので、デカいものが欲しいです。
ということで、Corsair製の「iCUE H150i RGB PRO XT」を購入しました。ラジエーターの大きさは360mmなので、120mmファンを3つ付けられます。
おまけにRGBと書いてある通り1677万色に光るゲーミング仕様です。
デカすぎ問題
今まで使っているPCケースは空冷を前提としたケースで、標準的なミドルタワーケースです。360mmのラジエーターなんて入るスペースもありません。デカすぎんだろ…。
よってケースを買い替える必要があります。
同じくCorsair製の「5000D」というケースを購入しました。
側面ガラスなので中身が見えます。光るパーツが映えますね。
これも同じミドルタワーのケース、のはずですが…。
君本当にミドルタワー?写真のデカい方が5000Dです。
明らかに前のケースより一回り大きいですね…。
ついでにPCケースの中を冷やすケースファンですが、前のケースは使わないのでファンだけ拝借し、付属分を合わせて合計5つになりました。
これによりエアフローも改善し、CPUだけでなくケース内の冷却効率も上がります。
取り付けた
取付完了。かっこよく光ります。
肝心の温度ですが、以下の結果となりました。
アイドル時 | 負荷時 | |
---|---|---|
空冷(Ryzen 5 3500付属ファン) | 70~80度 | 90度(制限) |
水冷(iCUE H150i RGB PRO XT) | 30~40度 | 60~70度 |
劇的に改善されています!
(よく考えるとRyzen 5 3500に付属してきたクーラーで5950Xを冷やそうとしていたのが間違いだったのでしょうw)
水冷クーラーで16000円、ケースで23000円で約4万円の出費でした。これでCPUの寿命を伸ばせたと思えば安いものです。
簡易水冷、是非お試しあれ。以上。